石材の特性について
Q.石材の特性について教えてください。
A.当社の石材は自然の素材を活かしているため、工業製品のような均一性はありません 。以下の特性についてご理解ください。
【色調・柄・ムラ】
天然石特有の色や柄の濃淡、色ムラ、結晶の入り方には個体差があります 。
【寸法・形状】
手作業や自然な割肌仕上げの場合、寸法や厚みに多少の誤差が生じたり、角欠けや小さなヒビがある場合がありますが、施工に支障のない範囲は許容範囲です 。
【表面の仕上げ】
石材の表面加工(本磨き、水磨き、バーナー仕上げなど)によって、色味や光沢に若干の差が生じることがあります。これは加工方法によるもので、同じ石種でもロットや製品によってわずかに違いが出ることがあります。
【ロットの違い】
天然石は採掘する場所や時期によって、色調や柄が異なることがあります。追加でご購入いただく場合や、一度にご注文いただいた場合でも、ロットが異なると風合いが若干変わることがあります。
【経年変化】
屋外や水回りでの使用では、風雨や紫外線により色あせや苔が生えるなどの経年変化が起こります。これも自然素材の風合いとしてお楽しみください 。
【錆】
石種によっては微量な鉄分が含まれており、空気中の水分や雨水と反応して茶色や黄色の錆が発生することがあります。これは天然石の特性であり、品質不良ではありません 。特に水回りで使用すると錆が発生しやすい傾向にあります 。
【白華(エフロレッセンス)】
コンクリートやモルタルと石材の隙間から、セメントの成分である石灰分が水に溶け出し、石材の表面で白い粉やシミとなって現れることがあります。これは施工上の特性であり、石材自体の品質不良ではありません。発生した場合は、専用の洗剤などで除去可能です。
※除去剤のリンク
【石の粉や汚れ】
天然石は、性質上、削ったり切断したりする際に微細な粉が出ます。また、運搬中に砂や土などの汚れが付着することがありますが、これらは水洗いなどで簡単に除去できます。品質上の問題はありません。※除去剤のリンク
【凍結による破損】
寒冷地や冬期は、石材が水を含んだ状態で凍結・融解を繰り返すことで、ひび割れや剥離を起こす可能性があります。特に吸水率の高い石種は注意が必要です。施工場所の気候条件を考慮し、適切な石種を選定してください。
【熱による影響】
直火等による加熱行為は、石材が熱膨張を起こし、ひび割れや破損の原因になることがあります。特に急激な温度変化は石に負担をかけるため注意が必要です。
【施工上の注意】
石材は、施工方法や使用する接着剤、目地材によって変色やシミ、剥離などのトラブルが発生することがあります。
【石材の特性を理由とした返品・交換はできますか?】
上記の特性は、自然素材の風合いとして許容範囲となるため、これを理由とした返品や交換はできません 。ただし、施工に明らかに支障をきたす破損など、製品不良と判断できる明確な問題がある場合は、商品到着後15日以内にご連絡いただければ、当社規定に基づき対応いたします 。











